どうもこんにちわ。Aokageです!AVRもプレリが終わりましたね。今回は《獄庫/Helvault(DKA)》イベントというユニークな企画がありましたが、皆さん解放しました?僕はプレリで開けてきましたよー。中身はオーバーサイズドカードと両面トークン、20面ダイスでした。他のところだと中身違ったりするんですかね?某掲示板ではDCIフォイルの暗黒の儀式が出たなんて話も出てるみたいですが、ソースがソースなだけに怪しいww 本当だったらうらやましいなー。ということで、今回もTOP10やっていこうと思いまーす。

 まずは前回の反省から。
【DKA】TOP10:http://akatukitoaokage.diarynote.jp/201202042115369891/

10位:《ドラグスコルの肉裂き/Drogskol Reaver(DKA)》
9位:《大天使の霊堂/Vault of the Archangel(DKA)》
8位:《食百足/Vorapede(DKA)》
7位:《ヘイヴングルの死者/Havengul Lich(DKA)》
6位:《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》
5位:《墓所這い/Gravecrawler(DKA)》
4位:《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben(DKA)》
3位:《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat(DKA)》
2位:《イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad(DKA)》
1位:《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》

 おお!?DKAのTOP10はかなりの的中率じゃない?10位以外はトーナメントの定番カードになってますね。《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat(DKA)》はこれを使うアーキタイプが少ないのであまりお目にかかりませんが、出されると悶絶すること必至。我ながら良くできた予想だったと思います^^
 選外のカードだと当時書いたとおり《信仰無き物あさり/Faithless Looting(DKA)》と《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger(DKA)》が良く使われてますね。まあこれまで存在しなかったタイプのカードなんで、カードにさせたい役割がはっきりしてるデッキではそりゃ入りますよね。特に《信仰無き物あさり/Faithless Looting(DKA)》は《追跡者の本能/Tracker’s Instincts(DKA)》や《根囲い/Mulch(ISD)》と組み合わせて5色リアニメイトに使われたのは衝撃的でした。インチキなマナベースをマナクリーチャーで補填するというアメリカナイズな発想は素敵です。強いし。

 それでは前置きが長くなりましたが、ランキングへGO!

10位:《火炙り/Burn at the Stake(AVR)》
→生物1体=《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》
 クリーチャー1枚が3点火力になるソーサリー。7体寝かせれば人が焼けます。1枚のカードで与えれれるダメージとしては結構破格なコストパフォーマンスじゃないでしょうか?その分唱えるのにはちょっと苦労するトリプルシンボル5マナのソーサリーですが。使い方としては格ゲーで言うところの真空波動拳のような位置にあるはずなので生物が3体くらいはいる状態でプレイしたいですね。
 とりあえず考えたのは白赤トークン。《無形の美徳/Intangible Virtue(ISD)》があればアタックした後に真空波動拳を叩き込めます。マナベースがすっごく難しそうですけどねw いままでの既存のトークンデッキだと採用は難しそうなので、これを使うとなるとちょっと工夫が必要ですね。ただ、工夫してでも使う価値があるカードだと思います。

9位:《妖術師の衣装部屋/Conjurer’s Closet(AVR)》
→オートブリンク
 自分のEoTに自分の生物をブリンクするアーティファクト。CIP付き生物がたくさん入ったデッキだったら《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner(SOM)》のように運用することが出来ますね。先人と比較してみると、これが優れているのは、①無色であること②破壊されにくいこと、という2点。
 ブリンクをすることを最優先するならこちらのほうが安定しそうです。《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner(SOM)》ならブロック不可やエンブレムといった副産物が得られるのでカードパワー的には一歩劣りますが、《妖術師の衣装部屋/Conjurer’s Closet(AVR)》なら生物の攻撃で破壊されないので、毎ターン安定してブリンクできます。カラーレスなので《酸のスライム/Acidic Slime(M10)》や《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》のような白青が触りにくいカードとも組ませることが出来るのはデッキの幅を広げられるんじゃないでしょうか。今回のエキスパンションの目玉である結魂クリーチャーとも相性がいいので、新しいタイプのデッキが作れるかもしれません。とにかく構築意欲をそそられる1枚。

8位:《悪鬼の血脈、ティボルト/Tibalt, the Fiend-Blooded(AVR)》
→なんとPW史上最軽量の2マナ!
 なにかと話題にあがるティボルトさん。そのうちの8割くらいは罵詈雑言ですけどねw いわく、PWなのにアドバンテージがとれない。いわく、3点分のダメージは用意するのが簡単だから返しに落ちる。いわく、これを出して強いマッチアップがほとんどない。などなど、いろいろと指摘さてれいます。そのどれもが一利ありますし、今のメタゲームとカードプールならそのとおりなんでしょうが、それでも2マナのPWは強いんじゃないかと僕は考えています。
 というのも、冷静に考えてみて、忠誠度能力3つのどれもが2マナで行うには破格の効果だからです。+1能力はランダム要素があるとはいえ即座に起動できるルーターです。手札は増えませんがそれは《捨て身の狂乱/Desperate Ravings(ISD)》の表側と一緒。一度に掘り進める枚数は少ないですが、恒久的に掘れる可能性があるため一概に優劣がつけられるとは言えません。
 -4能力は《突然の衝撃/Sudden Impact(8ED)》。カードに直せば4マナ相当の効果です。それをルーターした後に使えるのですから弱いわけがありません。現状のメタゲームだとこれが有効に働く場面はあまりなさそうですが、単純にコストパフォーマンスで見れば十分でしょう。
 -6能力は《暴動/Riot 》。PWの奥義によくある「撃ったら勝ち」な能力です。盤面に依存はしますが、ここまでいければ大体勝ちでしょう。これもカード換算したら8マナ。奇襲性は失われてしまっていますが、見えていてもどうしようもない盤面は結構ありますよね。
 と、いうのが僕の感想です。マイナス能力2種類をうまく使いこなすにはそれなに生物を並べてビートダウンするようなデッキにする必要があるので、コントロールに入れるタイプのPWではないですね。ビートダウン同士のマッチアップで強いカードだと思います。手札の質が良くなるしほっとけないけど、殴りに行ったらダメージレース厳しい。みたいな。とにかく2マナという軽さは魅力なので、ぜひ使ってみたいカードです。

7位:《順風/Favorable Winds(AVR)》
→ついに出た青い《清浄の名誉/Honor of the Pure(M10)》
 2マナシングルシンボルで自分の飛行生物を強化するエンチャント。効果はとってもシンプルですが、青というところがポイント。とりあえずデルバーに入っている《清浄の名誉/Honor of the Pure(M10)》はこれに変わりますね。いままで強化できなかった《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》と《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》が強化できるのはとても大きいです。前者は2点火力の範囲から逃れられますし、後者は《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》で流されなくなります。《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》を得たことで強化されたケッシグに対してこのボーナスは非常に大きいです。
 あとは、普通に《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》のトークンも大きくなるのは素敵ですね。問題は青白デルバーだと《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike(ISD)》とスペースが重なってしまうところですが、最近だと《古えの遺恨/Ancient Grudge(TSP)》が多くてサイドアウトするマッチが非常に多いので、個人的には差し替えをしてもいいかと思います。

6位:《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》
→瞬速!飛行!3/4!強い!
 4マナシングルシンボルでこのスペックとかきたない!さすが天使きたない!単純に強いので、クリーチャーがちょこっとでも入ってるデッキだったら採用できちゃうんじゃないですかこれ?スペック的に《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》や《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》のアタックに際して出すこともできますし、バウンススタックでちらつかせたりすることも出来ます。
 しかも相手が何も無ければエンドに出せるので隙もなく動けます。なんとなく《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》を思い出すような生物ですね。フルパンして返しのアタックに出して突如ブロッカー2体出現っていう基本的な動きも恐ろしく強いですし、これからのトーナメントシーンでよく見かけることになりそうです。
 余談ですが、この天使ちゃんが着ている服は絶対にお出かけ用の服じゃあないと思います。どう見ても部屋着でしょ。てかネグリジェでしょ。ちょっと長いスカートはいてるからってこんな服装で出てきちゃダメ!飼いたい!

5位:《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned(AVR)》
→現代版《溶岩崩れ/Lavalanche(ARB)》
 相手だけ全体火力をお見舞いする赤の奇跡。相手だけ流すので、クリーチャーデッキで使いたいですね。4tまで生物ばら撒いて、5tにこれをX=2でばーっと流したら勝てちゃいそうです。カードの性質上ある程度マナが必要で、あればいくらでもはけ口になるのでGRステロイドとかで使うのかなあ。
 ここまで奇跡したときの話をしてませんが、したら全力でぶち込めば勝ちでしょ?僕は奇跡を信用してないタチなので基本的に奇跡カードは素撃ちして強いかで考えてます。このカードはその点デッキを選びますが十分フィニッシュブローになるカードだと思います。

4位:《天使への願い/Entreat the Angels(AVR)》
→天使ばら撒き奇跡
 5マナで1体、7マナで2体。その先はもう役満ですね。対処されにくいフィニッシャーとしてはかなり優秀なカードだと思います。これを使うのはコントロールだと思うのですが、《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》の影響でコントロールのあり方も結構変化すると思います。多分ビッグマナやタップアウトの方向に。ということでマナを沢山使うタイプのコントロールならフィニッシャーを任せられると思います。 
 でもまあ7マナで4/4飛行が2体というのは《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon(ALA)》より1マナ重いわけで、加えて《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite(NPH)》が出せるマナなので、フィニッシャーのスペース争いは熾烈ですね。

3位:《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts(AVR)》
→殻デッキの新たな可能性
 EoTまで何でもコンマジできちゃうすごいカード。素のスペックも5マナ3/3速攻と悪くないですし、これは間違いなく《出産の殻/Birthing Pod(NPH)》に入りますね。使い方としては相手の生物を奪う、殻をアンタップする、PWを奪って使い倒すなどなど。これからは益々《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(M12)》が信頼できなくなってしまいますね。
 あと裏の使い方として、奪ったパーマネントをブリンクすると自分のコントロール下で出てきます。つまり《押収/Confiscate(8ED)》になります。《妖術師の衣装部屋/Conjurer’s Closet(AVR)》があれば生物奪い放題ですな。

2位:《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage(AVR)》
→青の新型PW
 今回の青いPWはなーぜか空民。本当になぜかw 能力のほうは、+1でアンタップ制限、-2でドロー、-8はなんかえらいことになります。タミヨウは+1がとにかく強いですね。相手の一番強いパーマネントを縛り続けられます。しかも《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant(ALA)》と違ってそれがアンタップ状態でもOK。過去に《霜のタイタン/Frost Titan(M12)》のときに言及しましたが、ファッティ同士がプロレスのように殴りあうようなマッチアップではこれだけでロックできてしまいます。
 -2能力、これが結構曲者ですね。これを上手に使えるかどうかでタミヨウの価値も変わるんじゃないでしょうか。参照するのがタップ状態の生物の数ということで、いっぱいタップ状態の生物がいるところで起動したいわけですが、フルパンされた返しに起動していたらそれって大体負けている状態ですよね。タミヨウ自体が5マナなのでおそらくフルタップに近い状態で出さないといけないわけですし、そうじゃなければ起動するタイミングがあんまりなさそうです。となるとこの能力で沢山カードを引くにはちょっと方法を工夫する必要があるわけです。ひとつは自軍のフルパンにあわせて起動する方法。ぱっと思いついたところでは《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》。これならカード1枚で4体の生物をタップできます。おそらくタミヨウを使うであろうコントロール系のデッキでもすんなり採用できますね。もうひとつは《濃霧/Fog(M10)》系のカードを使う方法。一番現実的なのは《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(M12)》。これならタミヨウを守りながらプレイヤーも無事です。ターボフォグみたいなデッキともタミヨウは相性がいいので、そういうデッキが組めたら最高のパートナーになりそうですね。
 -8能力はオート《喚起/Recollect(10E)》。これ結構ぶっ飛んだ能力ですよね。《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》なら4枚ドロー+自分回収。《魔力変/Manamorphose(SHM)》なら無限ドロー。《炎の儀式/Rite of Flame(CSP)》なら無限マナ。なんていうか無限コンボがあっという間に完成します。前述したターボフォグなら無限にフォグが打ち続けられるので、後は真綿で絞め殺すを地でいけそうです。即座に勝利には繋がりませんが、アドバンテージという概念をなくしてしまうので普通に戦ってたら負けないでしょう。僕的にはかなり使ってみたいカードです。

1位:《霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin(AVR)》
→追放領域から唱えられる!?
 おそらくMTG史上初の試みのカード。追放領域から唱えられるって、大丈夫なのかなあ?それはともかく、除去体制のある4マナ3/3飛行なら悪くない性能ですよね。《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》との相性は最高ですね。1度除去されるたびに3/3飛行と1/1飛行が用意できます。しかもほぼ恒久的なエンジンなので、自分から積極的に《審判の日/Day of Judgment(M12)》を連打していっても大丈夫。これは多分僕がコントロール脳だからでしょうが、青白《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt(ISD)》系のデッキに入れてもそれなりに仕事するんじゃないでしょうか。継戦力が大いにつくので、ミラーマッチや長期戦で有利になります。ただそうなると《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》や《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》とスペースを争うことになるので、どれを選択するかはメタゲーム次第ですね。
 下の環境だと《食物連鎖/Food Chain(MMQ)》で無限マナ。その名を冠したフードチェインというデッキがあるそうなので、それには間違いなく入りますね。無限マナ簡単すぎます。あとはピッチコストにしたりすることも出来ますね。この方法は出来るだけで現実的ではありませんが。とにかく、これまで類のなかったタイプのカードなので、期待しています。

 ということで1位は《霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin(AVR)》でした。今回は結構怪しいカードが沢山入ってますw あと今評判の高いカードを軒並み抜いて見ました。《時間の熟達/Temporal Mastery(AVR)》、《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》、《苛立たしい小悪魔/Vexing Devil(AVR)》とかですね。この辺のカードはあんまり評価してないんですよね。タイムワープは奇跡したいタイミングが限定的な上に素撃ちが重過ぎますし、《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》は使えるデッキが限られちゃいますし、《苛立たしい小悪魔/Vexing Devil(AVR)》はタダで相手が《四肢切断/Dismember(NPH)》使えちゃうので。今回は見た目が派手なカードが多いですが、この辺は見た目より強くない気がするんですよねー。あ、これですごく使われてたら次のTOP10のときにm9してくださいww
 もうすぐAVR発売ですね。最近はモダンばっかりやっていて全然スタンダードをやってないので正直スタン熱は低下中ですw なんかデッキ考えないとなあ。

 よーし!MTG頑張るぞ!

 じゃあ今日はこんな感じで。
 それじゃまた(´・ω・`)ノシ

コメント

ウエキャット@EXTRA
2012年5月3日1:26

ブルーナはどこいったww

Aokage
2012年5月5日5:30

>>EXTRAさん
《雪花石を率いる者、ブルーナ/Bruna, Light of Alabaster(AVR)》はあたしが好きなだけで弱いので除外しましたww 
好きなカードランキングなら《グリセルブランド/Griselbrand(AVR)》、《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope(AVR)》とならんで3強なんですけどねー。

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