先週末はプレリでしたね!どうもAokage@スタッフしてました、です。前回の日記で予告していたとおりM13のTOP10をやっていきまーす。まずは前回の反省から。

【AVR】アヴァシンの帰還TOP10!!【アッバシーン!】
http://akatukitoaokage.diarynote.jp/201205022232125745/

10位:《火炙り/Burn at the Stake(AVR)》
9位:《妖術師の衣装部屋/Conjurer’s Closet(AVR)》
8位:《悪鬼の血脈、ティボルト/Tibalt, the Fiend-Blooded(AVR)》
7位:《順風/Favorable Winds(AVR)》
6位:《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》
5位:《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned(AVR)》
4位:《天使への願い/Entreat the Angels(AVR)》
3位:《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts(AVR)》
2位:《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage(AVR)》
1位:《霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin(AVR)》

 「結構怪しいカードをあえてチョイスした」とは当時の僕の言ですが、《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》と《ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart(AVR)》を入れてないとか猛省しろ!!!!洞窟強かったですねw デッキ構築の幅を狭めている感じは確かにあるんですが、それでも《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》が入ったDelverが強すぎてガンメタしないといけないから無理やり入れているという現状に軽く恐怖を感じています。銀心はケッシグメタのステロイドとかナヤに入ってますね。単体確定除去が環境にほとんどないので、そういった状況なら場に12点もクロックを増やされたらそりゃ負けるわってう。
 発売からこれまでの間で一番出世をしたのは《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned(AVR)》。このカードは奇跡するとあらゆる盤面でも捲くれるとかっていうふざけた性能でした。特にビートミラーでのトップかがり火は本当に理不尽。けれど4000円オーバーもするようなスペックがあるとは今でも思えないんですよね。現状のメタゲームでもあまり強くないマッチアップっていうのは存在しますし。なんかこの辺りは「需要>供給」という構図の上に成立している現象だなあと思っています。M10当時の《悪斬の天使/Baneslayer Angel(M10)》がそうでしたよね。ピン除去ですぐ沈んでしまうのにみんな使いたがってたせいで5000円とか6000円とかしてましたし。まあ自由経済社会的にはきわめて健全な市場の動き方ではあるんですが、「高額レア=絶対的に強い」っていう方程式がいつでも成り立つってわけじゃないってことは留意しておいてもいいのかなあと思います。
 あ、1位の《霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin(AVR)》はスタンじゃ厳しかったですねえ。Delverというデッキが下限の速度制限をしているせいで、グリフィンだして全体除去で流して、ムーアランドで盤面立て直して・・・という一連のボードコントロールでは環境のスピードについていけてない。ただ《食物連鎖/Food Chain(MMQ)》とのコンボはガチ。地元の友達のEDHにこのコンボが入っているのですが、無限マナ→《風見明神/Myojin of Seeing Winds(CHK)》で超ドロー→《洞窟のハーピー/Cavern Harpy(PLS)》で明神を戻して無限ドロー→《現し世の裏切り者、禍我/Maga, Traitor to Mortals(SOK)》をハーピーで3回使いまわして勝利という一連の流れで何度となくやられています。訴訟。
 こんな感じですかね。振り返ってみるとAVRかなり身のあるセットでしたね。《グリセルブランド/Griselbrand(AVR)》、かがり火、天使辺りの値段は爆上げ中ですし、当初から評価が高かったカード郡もお値段据え置きですよね。今回のM13もそうなってくれることを願っていますがはてさて。

 それではTOP10いってみましょー!今回は基本セットということでいつもどおりM12からの続投カードは除外してますのでご了承ください。

10位:《戦の大聖堂/Cathedral of War(M13)》
→賛美土地。ただしタップイン。
 自軍を強化する土地の賛美バージョン。最近だと強化する土地としては《激戦の戦域/Contested War Zone(MBS)》がありましたね。戦域と比べるとリスクが少なくなった分リターンも小さくなった感じ。序盤にクリーチャー展開以外のことをするデッキにも入れられるようなデザインになってますね。現状のスタンダードで考えてみると《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》や《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》のようなタフネスの高い生物をお見合いしたときに賛美は強いですね。特に天使をお見合いすることは最近凄く多くなっているので、そういったシチュエーションを想定して入れるとよさそうです。
 ただタップインの上カラーレスしか埋めないためマナベースを圧迫すること必至ですから、そういった問題をケアできるかが課題となりそうです。ナヤやステロイドではそういった問題で入れることが出来ませんし、Delverでも厳しいでしょう。ぱっと思いついたところだと緑単ダングローブにいれたらよさそうですかね。《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》とちがって《ダングローブの長老/Dungrove Elder(M12)》の打点を損なわないですし、タイタンのお見合い打開や《極楽鳥/Birds of Paradise(M10)》の単独攻撃が出来ます。プレリのスタッフ中にからうさくんにこのカードの強さを聞いてみたところ「《ガーゴイルの城/Gargoyle Castle(M10)》くらい強いよ」とのことでした。なるほどー_(:3」∠)_

9位:《野生の勘/Wild Guess(M13)》
→赤の新ドロースペル
 どうやら最近赤のカラーパイになった「リスク付きドロー能力」のM13バージョン。1枚捨てて2枚引く、ということで青とは順序が逆になって切るカードの幅が狭くなっています。手札も増えませんね。しかし、このレベルの軽量ドロースペルはスタンダードの青にはありませんし、手札を落せることをメリットにかえることが出来るデッキには値千金なスペックになっています。というかモダンのグリセルシュートで使いたかったですw
 とりあえずFritesならすぐにでも入れることが出来そうですね。赤ダブルシンボルを捻出する必要があるのでマナベースを緑ベースからチェンジする必要がありますが、Fritesを使っているプレイヤーからするとマナクリーチャーや《根囲い/Mulch(ISD)》といったパーツはあまり強くはないらしいので、このカードは歓迎されそうですね。

8位:《機知の戦い/Battle of Wits(M13)》
→Theバベル
 バベルきたー!!テーブルに置いた時点でデッキがばれる・シャッフルがハイパー面倒くさい・キャラスリでも使おうものなら中身より値段が高くなるetc・・・と潜在的なデメリットをはらんでいますがそれでも多くのプレイヤーの心を掴んで離さない魅力のあるカードが再録です。4枚制限のなかった当時のチームスタン@高校生選手権で3人ともバベルを使ってラウンド終了時に「お近づきの印に」といってこのカードを渡してたチームがいたなんて逸話も耳にしました。僕も大好きです。
 これが環境にあるということはまたひとつスタンダードに新たなアーキタイプが生まれますね。バベルを作るうえで重要なのはマナ加速・サーチ・ドローソース・ボードコントロールあたりなのですが、マナアーティファクトが貧弱な現状を考えると緑青にサーチの黒を足した形になるんですかね。マナさえあれば大量にサーチする手段はあるので新たなバベルの登場に期待が高まります!

7位:《セラの報復者/Serra Avenger(M13)》
→2マナ3/3! 飛行!! 警戒!!!
 4ターン目以降にしかプレイできないというデメリットはあるものの圧倒的なマナレシオを誇る強力なクリーチャーです。3t《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》から4tセラとFBみたいな展開はかなり強そうです。
 スタンダード的には《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》が突然出てくると沈んでしまうサイズなのがちょっと気になるので、《清浄の名誉/Honor of the Pure(M10)》や《順風/Favorable Winds(AVR)》あたりで大きくして運用したいところです。トークンデッキは今回《ターランドの発動/Talrand’s Invocation(M13)》も手に入れてるので、エスパートークンが組めたりするかもしれません。トークン戦術がDlverに強いので《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned(AVR)》を何とかできるカードを用意できればメタゲーム的にもありかな。

6位:《荘厳な大天使/Sublime Archangel(M13)》
→賛美アンセム内臓の天使
 出ている生物全部に賛美を持たせる天使。自身も4マナ4/3飛行と優秀ですね。4マナということで現在の《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》のスペースを担うポジションになるんでしょうか。
 賛美アンセムを上手く使うために横にある程度にクリーチャーを並べたいですね。1tマナクリ2t《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》3t大天使からゴーレムアタックとかは綺麗でいいですね。接合者のところを《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MBS)》にすると10点ですか。凄いダメージですw 英雄との違いは出てすぐ仕事をするという点と自身が飛行を持っている点ですね。今後はその辺の違いでどちらが合っているか考えて選んでいくことになりそうです。

5位:《群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss(M13)》
→現代版《骨齧り/Marrow-Gnawer(CHK)》
 ゴブリンをどんどん呼んでくるクリーチャー。起動すればするほど効率が良くなるので、長期戦でこれを放置すると大変なことになりそうです。個人的にはすぐにでも使ってみたい1枚です。
 というのも、クレンコととても相性のいい《ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade(M12)》《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain(M10)》が10月以降ローテーション落ちしてしまうので、それまでに使いたいなと。1t《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(ROE)》2t《モグの下働き/Mogg Flunkies(M13)》3t《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain(M10)》4t《群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss(M13)》とかとても気持ちよさそうです。10月以降はRtRのゴブリン次第ですが、《クレンコの命令/Krenko’s Command(M13)》や《モグの下働き/Mogg Flunkies(M13)》といったよさそうなカードはあるので、古きよき赤単ゴブリンが作れそうです。

4位:《闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms(M13)》
→4マナリリー。沼アナさん。
 5マナ、3マナと出てついに出た4マナのリリーです。能力は全部《沼/Swamp(M13)》に関連していますね。なんとなく《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》を思い出します。全体的に地味な効果なので、これを出して勝つというよりは《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(MRD)》のようなデッキの潤滑油として機能させることになりそうです。
 +1は沼サーチ。これを使うであろうコントロールでは土地を安定して置けるのはありがたい。-3は除去かパンプアップ。盤面が不利であれば除去、有利ならパンプと汎用性があります。-6はノーリスクのレイクオブデッド、これだけでは勝てないのでX呪文を用意しておきたいですね。書いてみるとやっぱり地味ですねw 「PW出して勝てないのかよ!」って感じです。沼を沢山用意しなくてはならないという構築上の制限もありますし、一見あまり魅力的ではない気がしますが、黒コントロールでは《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M10)》のような運用が出来るのでそういったデッキができればかなり優秀だと思います。使い道としては+1とー3が主だと思うので使い捨て上等で4枚入れるでしょうし、RtRでは調整版デュアルランドも出るでしょうから10月以降のカード次第では一線級のPWとなるかもしれません。黒コンは個人的に好きなアーキタイプのひとつでもあるので手に入れたら試してみたいですね。

3位;《群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride(M13)》
→3枚目の3マナPW
 久しぶりに登場のアジャニさん。3マナで初期忠誠値4って高いですねー。能力は初期のアジャニと同じく生物強化に関連しています。ストーリー的には味方の強化ははずせないですね。アジャニのストーリーはかっこよくて好きです。MTGの白って色は絶対的な正義という感じじゃないのですが、アジャニは次元を守るためにニコル・ボーラスと対決し、絶望的な状況から自分の真の力を引き出して打ち勝つというスーパーヒーローな活躍を見せています。
 そんなスーパーキャット、アジャニの能力は+1でカウンター設置・-3で飛行と二段攻撃・-8でライフ分だけ猫トークンです。奥義以外の2種類は生物がいないと機能しませんが、その分マナコストの割りに強力な能力になっています。とくに-3能力は爆発力があり相手に致命的なダメージを叩き込めそうです。白系のビートダウンで幅広く使われそうですね。白メインのデッキで使うとなると《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben(DKA)》とのディスシナジーが気になりますね。ただまあ《はらわた撃ち/Gut Shot(NPH)》が流行っているので思い切って抜いてしまってアジャニを全面に押し出していってもいいかもしれませんね。あとは強化する生物は比較的強いカードの方がいいと思うので、マナクリーチャーから2tにアジャニという動きはあまり強くないですね。それなら剣のほうがいいですし。なので緑白よりも青白や赤白の人間ビートダウンに入れたほうが上手に使えそうです。現状ではM13のトップレアなので、今後の活躍に期待です。

2位:《怨恨/Rancor(M13)》
→帰ってきたランカー!
 古の強力エンチャント、ランカーが帰ってきました。とりあえずどんな生物につけても突然アタッカーになるオーラがたった1マナとかどうかしてるぜ!というか公式でマローが「マナコストは印刷ミスだったわ^^」とか言ってるけど、ブッちゃけすぎだろww まあ2マナだったらここまで使われることはなかったんだろうけどさ。オーラ強化の一環でデザインされたわけだからそういった意味で印刷ミスは正解(?)だったんでしょうね。
 さて、スタンダード的には、とりあえず呪禁生物にくっつけたいですね。ダングローブランカー、スラーンランカー、シガルダランカー・・・どれも強そうです。あとは死亡してもテンポを失わない不死生物や《忠実な聖戦士/Loyal Cathar(DKA)》につけても強そうです。とにかくランカーが強力なのは時代が証明しているので、使うにしても使われるにしても意識しておいたほうがよさそうです。

1位:《スラーグ牙/Thragtusk(M13)》
→出たらゲイン、戻ればビースト、歩く姿は5点クロック。
 5マナ5/3、出れば5点ゲイン、消えれば3/3ビーストとプレイした時点でアドバンテージが確定しているクリーチャー。そしてなぜかシングルシンボル。使われる要素しかありませんねw
 スペックがそもそも優秀である上にメタゲーム的にもDelver・ステロイド・ナヤにたいして強いので、間違いなく今後のスタンダードで使われるカードになるでしょう。Delverには《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》経由で出し入れしてるだけで勝ててしまいますし、ビートダウン相手には出して相打ちを取るだけで勝手に場が有利になっていきます。僕としてはDelverだらけの環境をブレイクスルーできるカードを待ち望んでいたのでこの状況は大歓迎です。まずは洞窟あつめないとなーw

 ということで一位は《スラーグ牙/Thragtusk(M13)》でしたー。まあここまで強ければこうなってしまうのは仕方ないですねw 周りの話を聞いているとM13は残念なセットだという意見が良く出ていますが、価格的な話はおいていて使えるカードは結構あると思います。PW2種が地味だったりタイタンが落ちてしまったりと「スゴイッ!」と感じるカードはあまりありませんがデッキを支えるカードは結構あると思ってます。10月以降のスタンダードにも期待が持てます。来週からはスタンダードで一番カードプールが広い期間に入ります。この環境の集大成として新しいデッキが出てくると思うといまから楽しみです。もちろん僕も自分でデッキを作りますよー。

 よーし!MTG頑張るぞ!  

 じゃあ今日はこんな感じで。
 それじゃまた(´・ω・`)ノシ

コメント

アルフ・G・シャムウェイ
2012年7月10日3:19

スラーグ牙てよ。Delver側は幻影の像でコピーすれば、いいじゃね?そしたらお互いWin:Winじゃね?

ウエキャット@EXTRA
2012年7月10日10:55

俺もやろうかな(・ω・)>TOP10

Ado
2012年7月11日11:36

リンクしました!
船橋のものですw

Aokage
2012年7月11日15:10

>>アルフ・G・シャムウェイさん
うん、イメージでさばけちゃうね。《スラーグ牙/Thragtusk(M13)》使う側はその辺も考える必要がありそう。

>>EXTRAさん
やりましょうやりましょう!人のTOP10見るの楽しい_(:3」∠)_

>>Adoさん
はあーく!

nophoto
Augustina
2012年9月25日22:02

That’s an inventive answer to an intreseitng question

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